Side Stories

 

光へ(心脳心象)

 この作品を書いたのは28歳頃。 とにかく日々の心の葛藤を文字にする・・何処にも吐き出せない想いを全て、白い画面に打ち込んでいました。 これを書いた時点ではまだ、音楽として形が出来るとは思っていなかったんです。 ただ書きたいことを書いていただけ。
 人はときに、脱出したくても出来ない状況下に置かれることがあります。 そこで・・ただひとつのその場所で、全力で生きていると、自分でも気付かぬうちに周りが見えなくなり、自分を小さな世界の中に押し込めてしまう。 端から端まで見渡せるその小さな《自分世界》は慣れ親しんだ場所であり、自分の存在の確認と、置き場所。 その居心地の良さと同時に、そこから一歩、外に出る勇気がなくなっていくのに気がついたとき、心は強く震え出す。(光月夜也)

 今の形のコラボレーションの第1号曲です。他の人のオリジナル曲のアレンジをするのが初めてだったので、随分と勝手もわかりませんでした。それまでは自分が作ったインストルメンタル曲に好き放題に音をかぶせていたのですが、この曲ではまずは歌を壊さないようにと心がけています。その後の作品と比べると割とシンプルなアレンジですが、アルバム収録に際してメロトロンを何度かかぶせて、音に厚みをつけました。(tm / MELANCHOLICIA)

私の中の暗闇(心脳心象)

 人間の執着と嫉妬の深く表現しました。 真っ直ぐな想いは度を越すと狂気へ変化していく・・私の書く詩のテーマのほとんどは、心の奥底にある本音です。 純粋無垢なほど、そこに触れるものの色が混ざりやすく、またその色を鮮明に発色し染まりやすい。
  "キミヲミツメルメハ、キミシカウツサナイ。アサモヒルモヨルモズット。"
怖いのはそんな罪のない純粋さ。 《脳に心を支配させるのか、心が脳を食いつぶすのを許すのか。》そんな暗黙の密議が、今日もこの身体の中心で始まっている。(光月夜也)

 心脳心象の曲は、まず光月夜也さんがアカペラで吹き込んだ録音をメールで送ってくれて、それにアレンジを加えたものをメールで送り返し、その往復を何度か繰り返して形にしていき、その後スタジオで歌入れをして最後にアレンジを微調して完成させています。この曲は最初にメールでもらった時に「白くて透明な闇」というイメージが浮かんできて、ほぼ構成やアレンジも頭の中で出来てしまっていた曲です。ですので、実際の作業に費やした時間は他の曲に比べて随分と少なかった印象があります。ただ、最初のバージョンは間奏部が長く10分を超える曲となってしまったので、間奏部を少し短くしたものを収録しました。個人的には長い曲は好きなので、今後どこかではトライしたいと思っています。(tm / MELANCHOLICIA)

TO・RYAN・SE(Free Sound Resources)

 別の目的のために録っておいた光月夜也さんのアカペラのヴォーカル音源に、勝手にアレンジをつけて完成させた作品です。光月夜也さんの歌の持つ雰囲気を活かせているかどうかは全く分かりませんが、自分の趣味の音が満載で個人的には割と気に入っています。今回敢えてフリーダウンロード曲として発表しました。(tm / MELANCHOLICIA)